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Karumiの仕組みとは? AIデモ自動化をわかりやすく解説

Pablo Omenaca

Co-Founder at Karumi

要点

KarumiはAIデモエージェントです。ログイン情報とドキュメントから製品を学習し、購買担当者が求めたタイミングで、音声またはチャットでライブデモを行います。実際のブラウザで本物の製品(または毎日再スキャンされるレプリカ)を操作し、その場で質問に答え、購買担当者を見極め、商談を予約し、要約、インテントスコア、録画をHubSpot、Salesforce、Attioに送ります。

KarumiはAIデモエージェントです。購買担当者が見たいと思ったその瞬間に、本物の製品をライブで見せます。音声やチャットで会話しながら、実際のブラウザで製品を操作し、質問にその場で答え、自社に合う相手かどうかを見極め、得られた情報をすべてCRMに送ります。営業担当者が同席する必要はなく、空き枠を3日待つ必要もありません。

以上が概要です。Karumiについて最も多くいただく質問が「どういう仕組みなのか」なので、以下で詳しくご説明します。

実際に調べてみました。2026年7月から10月にかけて、当社Webサイトのエージェントは訪問者と619件の会話を行いました。そのうち44%がKarumiで何ができるのか、どういう仕組みなのかを尋ねるものでした。31%は価格に関する質問です。残りは、デモを見たいという要望や、自社に合うかどうかの確認、そして「Karumiはどこをクリックすればいいかをどうやって判断しているのですか?」「UIが変わったらどうなりますか?」といった具体的な質問でした。

この記事では、こうした質問にセクションごとに、わかりやすくお答えします。

AIデモ自動化とは?

AIデモ自動化とは、購買担当者が求めたときに、セールスエンジニアなしで製品デモが自動的に行われることを指します。デモを行うのはAIエージェントです。製品を説明し、画面で見せ、質問に答え、購買担当者を見極めます。

「デモ自動化」と聞いて多くの人が思い浮かべる、次の2つとは異なります。

  • 録画動画。購買担当者は視聴するだけです。質問はできず、動画が関心のある部分に飛んでくれることもありません。
  • クリック型ツアー。購買担当者はスクリーンショットや製品のHTMLコピーを「次へ」で進めていきます。インタラクティブではあるものの、進む道筋は決まっています。

AIデモエージェントは、優秀なセールスエンジニアに近い存在です。購買担当者が「レポート機能を見せてもらえますか?」と言えば、エージェントはレポート画面を開きます。途中で「ちょっと待って、それは地域で絞り込めますか?」と割り込まれれば、エージェントは手を止めて答え、フィルターを見せます。

詳しい比較はエージェント型デモとインタラクティブデモの違いとは?で紹介しています。

Karumiはどのように動くのですか? 手順を追って解説

購買担当者から見ると、Karumiのデモは次のように進みます。

  1. デモを開始する。Webサイトの「ライブで見る」をクリックするか、送られてきたデモリンクを開くか、Webサイトのチャットで何かを見せてほしいと頼みます。
  2. エージェントがあいさつし、ニーズを尋ねる。10項目のフォームではなく、会話の中で1つか2つ質問します。役職、チーム、解決したい課題などです。
  3. エージェントが製品を見せる。画面を共有し、実際のブラウザで製品を操作しながらナレーションします。承認済みのデモフローに沿って進み、購買担当者の話に合うものを選びます。
  4. 購買担当者はいつでも割り込める。音声でも入力でも可能です。エージェントはナレッジベースをもとに回答し、必要に応じて質問に関係する機能までクリックして見せます。
  5. エージェントが見極め、引き継ぐ。購買担当者が自社に合い、チームとの会話を希望していれば、カレンダーに商談を予約します。そうでなければ、求めていた情報を渡してデモを終えます。
  6. チームに結果が届く。要約、インテントスコア、トランスクリプト、録画がCRMとSlackに届きます。

導入する側の作業は3つです。Karumiに製品を教えること、デモを行う場所を選ぶこと、各デモの後に何をするかを決めることです。以下のセクションでは、この順番でご説明します。

Karumiはどのように製品を学習するのですか?

製品のログイン情報(サンプルデータ入りのデモアカウントが理想です)と、すでにお持ちの資料をKarumiに渡します。Webサイト、ヘルプセンター、営業資料、ドキュメントなどです。

そのうえで、Karumiは次の3つを行います。

  • 製品をマッピングする。AIエージェントのチームがログインし、見つけられるすべてのページとボタンをクリックして、それぞれの遷移先を記録します。こうして製品のマップができあがります。
  • 資料を読み込む。公開ページ、ヘルプ記事、料金ページ、共有いただいた社内資料が、エージェントのナレッジベースになります。エージェントはこれをもとに質問に答えます。
  • デモフローを作成する。デモフロー(Karumiでは「ジャーニー」と呼んでいます)とは、「最初のキャンペーンを作成する」「承認ルールを設定する」のような、ナレーション付きの短いクリック操作の流れです。Karumiが下書きを作成し、ビルダーで編集できます。

最初のバージョンは通常、数時間で完成します。その後は新入社員を指導するように改善していきます。何を見せるか、何を強調するか、何を避けるかを普段の言葉でエージェントに伝えれば、デモに反映されます。

詳しくはAIデモエージェントはどのように製品を学習するのですか?をご覧ください。

Karumiはどこをクリックすればいいかをどう判断しているのですか?

デモフローの各ステップには、画面上の位置以上の情報が保存されています。Karumiは要素そのものを記録します。ラベル、ページ上での役割、周囲に何があるかなどです。エージェントがステップを再生するときは、ライブのページでその要素を探します。「保存」ボタンの位置が変わっても、人が自然に見つけられるのと同じです。

また、エージェントは事前に製品をマッピングしているため、いまどのページにいて、そのページが何のためのものかを把握しています。そのため、購買担当者が予定のフロー外のものを求めても、そこまでたどり着けます。

製品のUIが変わったらどうなりますか?

これは特に多かった質問のひとつで、それも当然です。リリースの翌週に動かなくなるデモは、デモがないより悪い結果になります。

選択肢は2つあります。

  • 製品のレプリカでデモを行う。Karumiがデモデータ入りの製品のサンドボックスコピーをキャプチャします。購買担当者には違いがわからず、突然のポップアップやリリース途中の機能でデモが止まることもありません。Karumiは毎日製品を再スキャンし、実際の変更をレプリカに反映します。
  • デモアカウントを使って本物の製品でデモを行う。Karumiがライブの製品に対してデモフローをチェックし、動かなくなったステップを知らせます。購買担当者がその問題に出会う前に修正できます。

どちらの場合も、購買担当者が見るのは動画ではなく、常に本物の製品です。

Karumiのデモはライブですか? 録画ですか?

ライブです。エージェントは製品(またはそのレプリカ)にログインした実際のブラウザを操作し、リアルタイムでクリックしていきます。事前に録画したものは一切ありません。だからこそ、購買担当者はいつでも割り込み、方向を変えられます。

どこまで見せるかは導入企業が決めます。エージェントは承認された部分しか見せないため、請求設定や、見せたくない管理画面に迷い込むことはありません。

詳しい回答はAIデモはライブですか? 録画ですか?をご覧ください。

Karumiのデモはどこで行われますか?

場所購買担当者に見えるもの主な用途
Webサイトチャット、またはビデオ通話形式のデモを開く「ライブで見る」ボタンいますぐ製品を見たいインバウンドの訪問者
デモリンク自社ブランドの開始ページと、そこから始まるライブデモアウトバウンドキャンペーン、LinkedIn、イベント、フォローアップメール
アプリ内ユーザー自身のアカウント上で製品の使い方を案内するチャットオンボーディング、機能の定着、サポート
Google Meet、Zoom、Teamsエージェントが通話に参加し、画面を共有予定された通話(営業担当者の同席は任意)

デモリンクは1つひとつがオーディエンスと呼ばれます。キャンペーンやセグメントごとに作成し、それぞれに独自のあいさつ、言語、最初のデモフローを設定できます。たとえば、人事責任者向けと財務チーム向けのLinkedInキャンペーンで、同じエージェントから異なる第一印象を届けられます。

通話では、エージェントはGoogle Meet、Zoom、Teamsなど複数のプラットフォームで動作します。営業担当者はいつでも参加でき、画面を引き継いだり、エージェントの説明を終わらせたりできます。詳しくはKarumiはGoogle Meet、Zoom、Teamsの通話に参加できますか?をご覧ください。

Karumiは営業デモだけでなく、カスタマーオンボーディングにも使えますか?

はい。両方の用途でKarumiを使っているチームも多くあります。

オンボーディングでは、エージェントは製品内のチャットとして動作します。アプリの中にいるため、ユーザーがどのページにいるかを把握し、ユーザー自身の実際のアカウント上で次のステップを案内します。画面共有は必要ありません。ユーザーが「カレンダーを連携するにはどうすればいいですか?」と尋ねれば、エージェントがその場でクリックする場所を示します。

エージェントもナレッジベースも同じなので、先週デモを見た購買担当者が顧客になった後も、一貫した回答を受け取れます。

Karumiはどのようにリードを見極めるのですか?

エージェントは優秀な営業担当者と同じように、フォームではなく会話を通じて見極めます。

チームの規模、現在使っているツール、導入時期など、知りたい質問を設定しておくと、エージェントが自然なタイミングで尋ねます。通常は最初に1つ、残りは会話の流れの中で聞きます。「来四半期にMailchimpから移行する予定です」のように、聞かれなくても購買担当者が話した情報も拾います。

デモが終わると、Karumiは内容を分析して次の情報を記録します。

  • 購買担当者が何を求め、何を見たかの要約
  • 0から5のインテントスコア
  • 設定した理想の顧客像にもとづくICPに該当するかどうか
  • チームとの会話を希望したかどうか
  • 「主な用途」や「言及された競合」など、独自に定義したインサイト

訪問者がメールアドレスを残さなかった場合でも、どの企業からの訪問かを特定できることがよくあります。

KarumiはCRMに何を送りますか?

デモのたびに、KarumiはCRMのコンタクトを要約、インテントスコア、トランスクリプト、録画へのリンク、マッピングした項目で更新します。対応しているのはHubSpot、Salesforce、Attioです。また、Slackで担当の営業担当者に通知したり、SegmentやPostHogにイベントを送ったり、それ以外の用途ではWebhookを呼び出したりすることもできます。

HubSpotの全項目はデモの後、KarumiはHubSpotに何を送りますか?で紹介しています。

Karumiは日本語に対応していますか?

Karumiのエージェントは35言語に対応し、アクセントの異なる46の地域バリエーションから選べます。1つのエージェントですべての言語を話せ、リンク、国、ブラウザの設定から訪問者ごとの言語を選びます。ドキュメントやデモフローを手作業で翻訳する必要はありません。

対応言語の一覧はKarumiの対応言語は?をご覧ください。

エージェントが誤った内容を話さないようにするには?

エージェントが台本から外れないよう、次の3つの仕組みがあります。

  • 自社の資料をもとに回答する。エージェントが使うのは、提供されたナレッジベースです。わからないことは推測せず、わからないと伝えたうえで、チームにつなぐことを提案します。
  • ルールは導入企業が決める。避けるべき話題、競合や価格についての話し方、絶対に見せない機能などを、エージェントへの指示として普段の言葉で設定します。
  • すべての会話を確認できる。デモごとにトランスクリプト、録画、要約が残ります。不十分な回答を見つけたら修正でき、エージェントはそれ以降、その修正内容を使います。

Karumiは安全ですか?

KarumiはSOC 2 Type IIとISO 27001の認証を取得しており、GDPRに準拠しています。大規模なチーム向けには、シングルサインオン、多要素認証、ロールベースの権限管理、すべての変更を記録する監査ログを用意しています。

実務面でよく聞かれるポイントが2つあります。1つ目に、デモは顧客データではなく、デモアカウント上の隔離されたブラウザで実行されます。2つ目に、デモの前に訪問者へ認証済みの業務用メールアドレスを求め、競合他社など参加させたくないドメインをブロックできます。詳しくはKarumi が提供するエンタープライズ向け機能をご覧ください。

Karumiの料金は?

料金は、必要なエージェントと言語の数、Karumiを利用するチームの人数によって決まります。多くのチームは、1つの製品または1つのユースケースでのパイロットから始め、成果を確認してから拡大しています。

自社の場合の金額を知りたい方は、お問い合わせください。まずは当社ホームページのエージェントに聞いてみるのもおすすめです。商談を申し込む前に、製品を見せてくれます。

よくある質問

Karumiでは何ができますか?

Karumiは、AIエージェントによるライブの製品デモを提供します。エージェントは購買担当者と会話し、本物の製品を画面で見せ、質問に答え、見極めを行い、結果をCRMに送ります。

Karumiはチャットボットですか?

いいえ。チャットボットはテキストで答えるだけです。Karumiは答えたうえで、その答えを製品上で見せます。購買担当者の目の前で、ライブでクリックしていきます。

Karumiの導入にはどれくらいかかりますか?

ログイン情報とドキュメントをKarumiに渡してから、通常は数時間でデモエージェントの最初のバージョンが完成します。多くのチームは、公開前に数日かけてデモフローを調整しています。

購買担当者は文字を入力する必要がありますか?

いいえ。購買担当者は音声でも入力でもエージェントと会話でき、2つを切り替えることもできます。

デモには自社のチームメンバーが同席する必要がありますか?

いいえ。エージェントがデモ全体を単独で行います。営業担当者は希望すれば通話に参加でき、購買担当者が求めれば、エージェントがチームとの商談を予約します。

エージェントが見せる内容は選べますか?

はい。エージェントは承認されたデモフローとページだけを見せます。各ステップで話す内容も編集できます。

製品が変わったらどうなりますか?

Karumiは毎日製品を再スキャンします。レプリカの場合、変更は自動で反映されます。本物の製品の場合は、変更されたステップをKarumiが知らせるので、それを更新できます。

KarumiはどのCRMと連携できますか?

HubSpot、Salesforce、Attioに加え、Slack、Segment、PostHog、Webhookと連携できます。

Karumiに向いているのはどんな製品ですか?

実際に見たほうが理解しやすいB2Bソフトウェアです。CRM、人事・給与プラットフォーム、マーケティングツール、購買管理、財務、分析などが挙げられます。Karumiは、20年前に作られた製品から先月リリースされたばかりの製品まで、デモを行ってきました。