KarumiとNavatticの違いとは?
現在、製品デモはB2B SaaS企業の市場開拓(GTM)戦略において重要な役割を担っています。購買担当者がよりインタラクティブでパーソナライズされたセルフサービス型の体験を求めるなか、製品をスムーズに紹介するためにデモプラットフォームを活用するチームが増えています。
KarumiとNavatticは、いずれもチームが製品デモをスケールさせるためのソリューションですが、そのアプローチは大きく異なります。共通の目標を持ちながらも、成長の原動力としての製品デモに対して2つの異なる考え方を体現しています。
本記事では、KarumiとNavatticを比較し、主な違いと重要な機能を分析します。自社の製品、チーム、市場開拓戦略に最適なプラットフォームを選ぶための参考にしてください。
比較表:Karumi.ai vs Navattic
| 比較項目 | Karumi.ai | Navattic |
|---|---|---|
| デモの種類 | ライブのビデオ通話でAIが見込み客を案内するエージェント型デモ。 | セルフガイド型のインタラクティブツアーとサンドボックス環境。 |
| パーソナライズ | ユーザーのプロフィール、業界、状況に応じたリアルタイムのパーソナライズ。 | 氏名、役職、企業ロゴなどの変数を使ったパーソナライズ。 |
| ユーザーとのやり取り | AIエージェントとのライブ会話で、見込み客はすぐに回答を得られます。 | ユーザーはクリック可能な要素を使い、自分のペースでデモを操作します。 |
| 利用可能時間 | 24時間365日、日程調整不要 | オンデマンドでいつでも閲覧可能。 |
| 多言語対応 | リアルタイムの会話翻訳。 | デモのフロー内で複数言語に対応。 |
| 製品アップデートへの対応 | エージェントが自ら学習し、常に最新の製品バージョンを表示。 | 製品の変更を反映するため、キャプチャエディターで手動更新。 |
| リード獲得 | リードの自動評価と、やり取りのCRMへの記録 | リードフォーム内蔵、エンゲージメント分析、CRM同期 |
| セキュリティとコンプライアンス | SOC 2、GDPR、ISO 27001 | SOC 2 Type II、GDPR |
Karumiとは?
Karumi.aiは、エージェント型デモを作成できるAI搭載の製品デモプラットフォームです。エージェント型デモとは、人の介在なしにユーザーを製品へと案内できる自律的な体験のことです。録画動画やライブデモに頼るのではなく、AIが実際のソフトウェア画面を読み取り、さまざまなワークフローや機能をインタラクティブに案内します。各ステップは、デモの具体的な目的に沿って説明されます。
デモ中のやり取りは、あらかじめ決められた流れをたどるだけではありません。ユーザーはいつでも割り込んで質問したり疑問を伝えたりでき、AIエージェントは製品画面を視覚的に活用しながら回答します。さらに多言語対応により、こうしたやり取りをさまざまな言語で行えるため、海外の市場やチームにもデモを届けられます。
このアプローチにより、チームはスケジュールに縛られたり追加のリソースを割いたりすることなく、オンデマンドで製品デモを提供し、スケールさせることができます。Karumiは、リード獲得、製品評価、初期オンボーディングなど、カスタマージャーニーのさまざまな段階で活用できます。
Karumiの主な機能
- ビデオ通話でのAIエージェント:バーチャルアシスタントがリアルタイムでデモを進行し、画面を操作して機能を紹介しながら、人間の営業担当者と同じように見込み客のあらゆる質問に答えます。
- 24時間いつでも利用可能:デモはいつでも利用できます。見込み客はスケジュールや会議の予約に左右されず、好きなときに製品を確認できます。
- デモの高度なパーソナライズ:エージェントがユーザーのプロフィール、業界、関心に応じて、何をどのように見せるかを調整します。
- 多言語対応:さまざまな言語でやり取りできるため、言語の壁がなくなり、海外の顧客へのデモもスムーズです。
- リードの自動評価:デモを進行しながら、エージェントが見込み客の行動や質問に関する情報を収集します。
- CRM連携:デモ中に生成されたデータは、SalesforceやHubSpotなどのCRMプラットフォームと自動で同期されます。
- 製品アップデートへの自動対応:エージェントがソフトウェアの変更や新機能に合わせて調整するため、手作業なしでデモは常に最新バージョンを反映します。
- ユーザーアクセス管理:ユーザー権限を定義・管理し、各自が役割に必要な情報とツールだけにアクセスできるようにします。
- 包括的な操作履歴:プラットフォーム上のすべての操作を自動で記録し、モニタリング、コンプライアンス、トレーサビリティを支えます。
- セキュリティとコンプライアンス:KarumiはSOC 2、GDPR、ISO 27001といった信頼性の高いセキュリティ・プライバシー基準に準拠しており、見込み客のデータとデモを安全かつ適法に管理します。
Navatticとは?
Navatticは、コードを一切書かずにインタラクティブな製品デモを作成できるプラットフォームです。マーケティング・営業チームが製品をダイナミックに紹介できるよう設計されており、見込み客は自分のペースで主体的に製品を確認できます。
実際の製品体験を忠実に再現したガイドツアーやサンドボックス環境を構築できるため、動画や従来のプレゼンテーションよりもはるかに魅力的でパーソナルなデモになります。
さらにNavatticでは、見込み客のプロフィールに応じて関連コンテンツを表示し、各デモをさまざまなオーディエンスに合わせて調整できます。これにより、よりパーソナルで印象に残る体験を実現します。
Navatticの主な機能
- ノーコードでのデモ作成:ホバー効果、アニメーション、スクロールといった実際のアプリの状態をキャプチャするビジュアルエディターで、プログラミングなしにインタラクティブデモを作成できます。
- コンテンツのビジュアル編集:開発者の手を借りずに、テキスト、画像、データをデモ内で直接編集できます。
- ビジュアル面を補助するAI:NavatticのAIは、コンテンツの生成やテキスト・画像の編集など、デモのビジュアル面にのみ使われます。AIがデモを自ら進行する自律型エージェントとして機能することはありません。
- デモの共有と埋め込み:カスタマイズ可能なリンクで共有したり、Webサイトやキャンペーンに埋め込んだりして、見込み客がアクセスしやすくできます。
- ダイナミックなパーソナライズ:変数を使い、ユーザーやオーディエンスの属性に応じてデモの内容をカスタマイズできます。
- 訪問者の特定とインタラクション指標:誰がデモを閲覧し、どのように操作したかを特定して、ユーザーのやり取りを測定できます。
- 連携機能:NavatticはデモをさまざまなCRM、分析、マーケティングツールと連携できます。Webhookやカスタムスクリプトを使って、インタラクションデータを他のシステムに送ることも可能です。
- セキュリティとコンプライアンス:Navatticはデータ保護に取り組んでおり、SOC 2 Type II認証を取得しています。
➡️ Navatticのおすすめ代替ツールについては、こちらの記事をご覧ください。
KarumiとNavattic、どちらを選ぶべき?
KarumiとNavatticのどちらを選ぶかは、目標と、ユーザーに製品をどのように体験してほしいかによって決まります。どちらのツールもデモのスケールに役立ちますが、見込み客との関わり方は大きく異なります。
Karumiがおすすめのケース:
- 人間の営業担当者のように案内し質問に答えるAIエージェントとのビデオ通話で、インタラクティブデモを通じてリードをリアルタイムに成約へつなげることが主な目標である。
- ユーザーごとのプロフィールや状況に合わせてデモが自動で調整される、高度にパーソナライズされた柔軟なソリューションが必要である。
- リードの評価を自動化し、余計な手作業なしでやり取りをCRMに直接記録したい。
- 世界中の顧客と取引しており、デモのやり取りの中で多言語対応が必要である。
- コンテンツを撮り直したり再設定したりすることなく、常に最新バージョンの製品をデモで見せたい。
- 営業チームが商談に入る前に、見込み客の関心度をより的確に見極めて評価する必要がある。
Navatticがおすすめのケース:
- マーケティングチームがコードを書かずにインタラクティブツアーやサンドボックス環境を作れるようにしたい。
- 見込み客がWebサイトや共有リンクから自由にソフトウェアを操作できる、セルフペース型の体験の提供を重視している。
- AIがライブエージェントとして動くのではなく、コピーや画像の作成を支援する、ビジュアル編集とコンテンツ制作に特化したツールを好む。
- 特定の機能を一貫性のある予測可能な形で案内する、構造化された製品ウォークスルーを作成する必要がある。
- エンゲージメントとクリック率を高めるために、ランディングページやメールキャンペーンにデモを埋め込む戦略をとっている。
- 製品のどの部分がユーザーの関心を最も集めているかを正確に把握するため、詳細なインタラクション指標を追跡したい。