Storylane vs Navattic:違いは何か
StorylaneとNavatticは、書面上はまったく同じことをする2つのインタラクティブデモプラットフォームです。どちらも製品をキャプチャしてクリック可能なウォークスルーに変換し、リンクで共有したり、Webサイトに埋め込んだりできます。どちらにするか迷うのも当然です。
違いは細部にあります。各プラットフォームがどのチームを対象にしているか、製品をどのようにキャプチャするか、そしてますます重要になっているのが、AIで何をしているかです。本記事では両ツールを詳しく比較し、それぞれどのようなチームに最適かを見ていきます。
Storylaneとは
Storylaneは、見込み顧客が自分で操作しながら見られるインタラクティブデモを作成するノーコードプラットフォームです。複雑な機能を、わかりやすく追いやすいウォークスルーに変え、プレゼンターなしで製品の価値を伝えることを目指しています。
主な対象は、デモ制作をスケールさせ、さまざまなオーディエンスに合わせて調整する必要があるマーケティングチームとセールスチームです。製品はいくつかのラインに分かれています。ガイド付きデモはホットスポットとナレーション付きのウォークスルー、サンドボックスデモはよりインタラクティブなHTML/CSS環境です。Buyer Hubはデモや資料を一元管理するディールルーム、RepXはWebサイト訪問者と対話し、リードを評価する会話型エージェントです。
Storylaneの主な機能
- ノーコードのビジュアルエディター:キャプチャとHTMLを使ってウォークスルーを作成できます。テキスト、画像、ホットスポットも、技術的な知識なしでプラットフォーム上から直接編集できます。
- AIアシスタント「Lily」:デモスクリプトの生成や改善、ナレーションの自動作成、25以上の言語へのコンテンツ翻訳を支援します。あくまで制作を補助するもので、実際の製品を操作するエージェントではありません。
- 評価エージェント「RepX」:最新機能の一つです。会話型エージェントとして訪問者とチャットし、質問に答え、見込み度を評価します。会話中にStorylaneのデモを開いて案内することもできます。ただし、操作するのはそのデモのキャプチャであり、実際のインターフェースをリアルタイムで操作するわけではありません。
- Buyer Hub:デモ、動画、PDF、フォームを1か所にまとめ、ファネル中盤の商談を前進させるとともに、複数の関係者に背景情報を提供します。
- 柔軟な配信:デモはリンクで共有できるほか、Webサイト、メール、マーケティングキャンペーンに埋め込めます。
- 行動分析:リプレイや、クリック数、視聴時間、たどった経路などのエンゲージメント指標で、見込み顧客一人ひとりの動きを把握できます。
- GTM連携:Salesforce、HubSpot、Marketo、Pardot、Google AnalyticsなどのCRMやマーケティングツールと連携します。
- セキュリティとエンタープライズ対応:SOC 2に準拠し、企業環境向けにSSO、カスタムドメイン、ホワイトラベルのオプションを備えています。
Navatticとは
Navatticは、製品インターフェースのHTML/CSSを高精度でキャプチャするノーコードプラットフォームで、ホバー状態、アニメーション、動的な要素も保持します。これを、見込み顧客がブラウザで操作できるクリック可能な体験に変換します。そのアプローチは購買意欲の把握と密接に結びついており、あらゆる操作がマーケティング、セールス、プロダクトの各チームが活用できるシグナルとして記録されます。
特に、購買プロセスのさまざまな段階でデモを共有し、見込み顧客がどう操作しているかを可視化したいセールスチームとマーケティングチームを対象としています。Launchpadモジュールはデモの自動化機能を追加し、セールスチームがサイクルの早い段階でデモを共有して、プリセールスの工数を削減できるようにします。
Navatticの主な機能
- 高精度なHTML/CSSキャプチャ:アプリケーションの実際のフロントエンドを再現し、非常にリアルで編集可能なデモを提供します。テキストの変更、機密データのぼかし、要素の削除が可能です。
- AI Copilot:製品を操作するだけでデモの初稿を生成します。コピーを書き、ツールチップを配置し、ベストプラクティスに基づく構成を提案します。
- Agent Demos:最近追加された機能で、AIエージェントがインタラクティブなデモセッションを進行し、質問に答えます。ただし、動作するのはキャプチャしたHTMLデモ上であり、実際の製品上ではない点に注意が必要です。まだ初期段階のため、構造化された予測可能なフローで最も力を発揮します。
- 動的パーソナライゼーション:変数を使ってデモを訪問者ごとに調整し、プロフィールに応じて特定の経路へ誘導できます。
- AIによるナレーション、アバター、翻訳:録音または生成したナレーションを追加し、各ステップのテキストを複数言語に翻訳します。
- リアルタイム分析とアラート:クリック、滞在時間、離脱ポイントを追跡します。見込み顧客が操作するとSlackやメールでアラートが届くため、セールスへの引き継ぎが大幅にスムーズになります。
- A/Bテスト:同じデモの異なるバージョンをテストし、どちらのコンバージョンが高いかを比較できます。Webサイトに埋め込んだデモの最適化に役立ちます。
- セキュリティとコンプライアンス:SOC 2やGDPRなどの基準に準拠し、企業環境向けのアクセス制御を備えています。
Storylane vs Navattic:どちらを選ぶべきか
どちらのプラットフォームも根本的には同じ課題を解決しますが、優先するポイントが異なります。最終的には、どのチームがデモを主導し、デモで何を達成したいかによって選ぶことになります。
Storylaneがおすすめのケース
- デモ制作をマーケティングが主導しており、ウォークスルーをすばやく公開するためにスピードと使いやすさを重視している場合。
- 習得しやすく、導入コストも手頃なツールを探している場合。
- AIを活用して、コピー、ナレーション、多言語翻訳をすばやく作成したい場合。
- Buyer Hubのようなディールルームで、コンテンツを一元管理し、ファネル中盤の商談を進めたい場合。
Navatticがおすすめのケース
- デモをセールスが主導しており、自動化が必要な場合。たとえばLaunchpadを使って、サイクルの早い段階でデモを共有し、プリセールスの工数を削減したいとき。
- 製品の高精度なHTML/CSSキャプチャと、あらゆる要素を細かく制御できるエディターを重視する場合。
- アプローチの優先順位付けや引き継ぎの改善に、購買意欲の分析とリアルタイムアラートが欠かせない場合。
- 作成向けのAI Copilotや自動セッション向けのAgent Demosなど、最新のAI機能を試してみたい場合。
Karumi:別のカテゴリー、エージェント型デモ
StorylaneとNavatticは同じ技術基盤に立っています。どちらも、見込み顧客が自分で操作する製品のキャプチャやクローンを使います。組み込まれたAIはデモを速く作ったり訪問者とチャットしたりするのに役立ちますが、実際の製品を操作したり、ユーザーの質問に応じてライブ体験を調整したりすることはありません。
Karumi は、同じカテゴリーのツールの一つではありません。エージェント型デモと呼ばれる、まったく別のカテゴリーに属しています。ここではAIエージェントが実際の製品インターフェースをリアルタイムで操作します。特定の機能を見せ、見込み顧客の質問に答えながら、そのプロフィールや行動に合わせてウォークスルーを調整します。
アカウントエグゼクティブと同じように動きながら、24時間いつでも対応でき、複数の言語をネイティブに話します。この変化によって、デモでできることが広がります。
- リアルタイムのAIエージェント:見込み顧客を実際の製品内で案内し、機能を見せ、セッションを通じて質問に答えます。
- いつでも利用可能:セールスチームのスケジュールに左右されず、いつでもデモにアクセスできます。
- 自動パーソナライゼーション:訪問者ごとのプロフィール、業界、行動に合わせてウォークスルーを調整します。
- 常に最新:実際の製品上で動作するため、手動のメンテナンスなしで常に最新バージョンを反映します。
- リード評価と購買意欲:各ユーザーの操作を分析し、コンバージョンの可能性が最も高い商談機会を見つけます。
- CRM連携とセキュリティ:各デモのデータをSalesforceやHubSpotなどのツールに送信し、SOC 2、GDPR、ISO 27001などの基準に準拠しています。
StorylaneとNavatticがセルフガイド型インタラクティブデモの進化形だとすれば、Karumiはその先へ進みます。製品そのものがデモを進行し、自ら説明するのです。