Supademo vs Navattic:両者の違いとは?
SupademoとNavatticは、ノーコードのインタラクティブデモという同じカテゴリーで競合していますが、そのアプローチは異なります。Supademoは、社内のさまざまなチームが多様なユースケースで導入できる横断型のツールとして作られています。一方のNavatticは、B2B SaaSのカスタマージャーニーに特化しています。
本記事では両プラットフォームを徹底的に分析し、主な機能とそれぞれが最も適した場面を解説します。製品デモを拡大するためのツールを検討中の方が、どちらを選ぶべきかはっきりわかる内容です。
比較表:Supademo vs Navattic vs Karumi
| 比較項目 | Supademo | Navattic | Karumi |
|---|---|---|---|
| デモの種類 | 営業、カスタマーサクセス、オンボーディング、社内研修をカバーする複数形式(HTML、サンドボックス、スクリーンショット、動画)のインタラクティブデモ。 | B2B SaaSの購買プロセスを軸に構築されたデモ自動化プラットフォーム。Interactive demos、Launchpad、Agent demosを提供。 | AIエージェントが実際の製品上で見込み客をリアルタイムに案内するエージェント型デモ。 |
| AIエージェントの機能 | AI Demo Agent。見込み客の質問に応じて、作成済みのデモ、動画、資料を提示。まだ初期段階。 | Agent demos。最近リリース。HTMLキャプチャをもとにデモを進行し、質問に回答。 | ライブのUIを解釈し、製品を操作しながらその場で質問に答える自律型AIエージェント。 |
| 実際の製品をライブで操作 | いいえ。デモはキャプチャ、録画、サンドボックスの複製に基づきます。 | いいえ。デモは製品のHTML複製上で動作します。 | はい。会話中、エージェントは本番環境の中で操作します。 |
| リアルタイムのパーソナライズ | 動的変数、条件分岐、ペルソナ別に視覚的に振り分けるRoute Hub。 | 変数、分岐、再利用可能なライブラリ、構成とコピーを提案するAI Copilot。 | 見込み客のプロフィール、業界、質問内容に応じて自動かつその場で最適化。 |
| セキュリティ認証 | SOC 2 Type II、GDPR、CCPA | SOC 2 Type II、GDPR | SOC 2、GDPR、ISO 27001 |
Supademoとは
Supademoは、集客から社内研修まで、オンボーディング、カスタマーサクセス、営業イネーブルメントを含むユーザーライフサイクル全体をカバーするノーコードのインタラクティブデモプラットフォームです。その価値の中心は、ユースケースに応じてHTMLキャプチャ、サンドボックス環境、スクリーンショット、動画を組み合わせられる使いやすいエディターにあります。
ここ数か月、Supademoは従来のエディターにAI機能を追加してきました。AI Demo Agentは見込み客の質問に応じてデモ、動画、資料を探し出す24時間365日対応のアシスタントとして機能し、Route Hubでは条件分岐を使った視覚的なルーティングフローを構築して、Webサイトを訪れたユーザーのプロフィールごとに異なるコンテンツを出し分けられます。
カテゴリーとしては引き続きインタラクティブデモですが、現在のSupademoは、複数のチームが1つのワークスペースで共有できるより広範な「デモインフラ」レイヤーとして自らを位置づけています。
Supademoの主な機能
- マルチフォーマットエディター:HTMLキャプチャ、サンドボックス環境、スクリーンショット、動画を1つのフローに組み合わせられ、デモごとに形式を1つに絞る必要がありません。
- AI Demo Agent:自社コンテンツで学習した24時間365日対応のエージェントを起動する、ごく最近の機能です。見込み客の質問に応じてデモ、動画、PDFを探し出します。まだ初期段階にあり、より高度なソリューションには及びません。
- Sandbox Demo Environments:リアルなステージング環境を複製し、見込み客は実際の製品インフラに触れることなく自分のペースで製品を試せます。
- Route Hub:条件分岐を備えたビジュアルフロービルダーで、役職、企業規模、優先事項に応じて訪問者ごとに異なるルートへ誘導します。
- In App Demo Hub:製品内に埋め込み型のガイドを表示し、煩わしいツアーの代わりに状況に応じたオンボーディングを提供します。
- 詳細な分析:閲覧数、ステップごとの滞在時間、離脱率、ホットスポットのクリック数、アカウント単位の行動を測定します。
- 補完的なAI機能:合成音声によるナレーション、15以上の言語への自動翻訳、MCPへの対応。
- エンタープライズ向けコンプライアンス:SOC 2 Type II、GDPR、CCPAに準拠し、企業環境向けのアクセス制御とホスティングオプションを備えています。
Navatticとは
Navatticは、B2B SaaSにおける購買プロセスをシンプルにするために設計されたデモ自動化プラットフォームです。個別のデモを作るだけにとどまらず、Webサイトへの初回訪問から商談後のフォローアップまで、あらゆる営業上の接点にデモを配置できるよう構成されています。
製品は3つのレイヤーで構成されています。Interactive demosは、高精度のHTMLキャプチャからインタラクティブな体験を構築します。Launchpadは、営業チームが商談の前後に共有できるパーソナライズされたデモをまとめます。Agent demosは、AIエージェントが体験を案内する自律型のウォークスルーを実行します。
焦点は明確にB2B SaaSの営業とマーケティングに置かれており、B2B SaaSエコシステムの中堅・大企業を主な顧客層としています。
Navatticの主な機能
- 高精度のHTMLキャプチャ:ホバー効果、アニメーション、ドロップダウンメニュー、動的要素など元の製品のインタラクティブ性を保ったまま取り込み、後から編集できます。
- AI Copilot:成果の高いデモから抽出したベストプラクティスで学習しており、製品画面から直接デモの下書きを作成します。
- Launchpad:アカウントエグゼクティブが営業プロセスの中で、各商談の前後にパーソナライズされたデモを共有するための機能です。
- Agent demos:ごく最近追加された機能で、デモを進行し見込み客の質問にあらゆる言語で自動的に答えるAIエージェントを導入します。まだ初期段階にあり、より高度なソリューションには及びません。
- 購買プロセス全体に対応するデモ:リターゲティングキャンペーンからWebへの埋め込み、商談前のヒアリング、社内推進者の支援、アップセルキャンペーン、展示会ブースでのデモまで幅広くカバーします。
- 25以上のネイティブ連携:HubSpot、Salesforce、Marketo、Segment、Google Analyticsなど、一般的なマーケティング・営業スタックと連携します。
- エンゲージメントダッシュボード:デモごとの閲覧数、完了率、ステップごとの滞在時間、離脱、アクティビティ指標を表示し、パイプラインの優先順位付けに活用できます。
- セキュリティとコンプライアンス:SOC 2 Type IIとGDPRに準拠し、上位プランではSSOとディレクトリ同期を利用できます。
Supademo vs Navattic:どちらを選ぶべきか
SupademoとNavatticのどちらを選ぶかは、主にツールを使うチームと、組織内でツールに持たせたい役割の範囲によって決まります。それぞれが最も適しているのは次のようなケースです。
Supademoがおすすめのケース
- 複数の部門でデモを活用する場合:別々のツールに費用をかけることなく、営業だけでなくカスタマーサクセス、オンボーディング、サポートでも使えるツールを求めている場合に適しています。
- 製品に組み込んだオンボーディングが必要な場合:In App Demo Hubを使えば、煩わしいポップアップに頼らず、状況に応じたガイドをユーザーに表示できます。
- AIを最大限に活用したい場合:SupademoはAI Demo Agent、自動ナレーション、15以上の言語への翻訳、MCP対応を組み合わせ、ClaudeやChatGPTからデモを作成・編集できます。
- 非エンジニアでも使いやすいエディターを求めている場合:習得が早く、共同作業用のワークスペースにより、さまざまな役割のメンバーが同じデモに取り組めます。
- エンタープライズ向けの機能の深さより予算を重視する場合:Supademoは導入しやすい価格帯で、主要機能を損なうことなく中小規模のチーム向けのプランを用意しています。
Navatticがおすすめのケース
- 主なユースケースがB2B SaaSの営業とマーケティングである場合:購買プロセスとB2Bファネルの動きを軸に作られたツールを求めている場合に適しています。
- 営業サイクルのあらゆる接点でデモが必要な場合:Launchpadを使えば、見込み客との各商談の前後に向けたパーソナライズされたデモをまとめられます。
- プロダクト主導型成長(PLG)のモデルである場合:見込み客に営業と話す前に製品を試してもらいたい、パイプラインの優先順位付けのために質の高いインテントデータが必要、という場合に向いています。
- 大規模な購買委員会を相手にする場合:技術担当、財務担当、意思決定者などプロフィールごとに異なるバージョンを提供し、再利用可能なライブラリを構築したい場合に適しています。
- 顧客層がエンタープライズ寄りである場合:Navatticは、購買プロセスが厳格で、セキュリティやコンプライアンスの要件が高い大企業向けです。
Karumi:実際の製品上で動くAIエージェント
SupademoとNavatticはいずれも、プラットフォームにAIエージェントを取り入れています。Karumiとの違いは、エージェントの有無ではなく、そのエージェントが何を相手に動いているかにあります。
SupademoとNavatticのAIエージェントは、事前にキャプチャまたは録画された素材をもとにデモを進行し、コンテンツを探し出し、質問に答えます。見込み客がその素材にない内容を尋ねたり、デモ作成時に想定されていなかった特定のフローを見たいと求めたりすると、エージェントには頼れるものがありません。
Karumiは、出発点が異なります。AIエージェントを実際の製品に直接接続し、会話の主導権を任せることで、エージェントはライブで画面を操作しながら、見込み客がその時見ている内容についてのあらゆる質問に答えます。私たちはこのカテゴリーをエージェント型デモと呼んでいます。その体験は、録画済みコンテンツのツアーというより、自動化された商談に近いものです。
エージェントは見込み客の状況を理解し、その時々に何を見せるかを判断し、相手の言語で応答します。さらに関連するシグナルをすべてCRMに記録するため、営業は手間をかけずに優先順位を付けられます。日程調整も不要で、24時間365日利用できます。