Consensus vs Navattic:違いは何か?

Itziar Ugarte

AI engineering

自社SaaSの製品デモを自動化するソフトウェアを検討しているなら、ConsensusとNavatticはすでに候補に挙がっているでしょう。どちらもマーケティングチームや営業チームがソフトウェアをより効果的に紹介するためのプラットフォームですが、その根底にある考え方はまったく異なります。

Consensusは、買い手が自分で製品を見て回れるようにし、一人ひとりの関心に合わせてコンテンツを調整します。Navatticは実際の製品画面を複製してインタラクティブな体験に変え、見込み客がWebサイト上から直接、自分で操作できるようにします。

自社のチームに合うのはどちらでしょうか。本記事では両プラットフォームを詳しく分析し、それぞれの強みと、最も価値を発揮するシナリオを紹介します。

Consensusとは

Consensusは、営業チームやプリセールスチームが自動化されたパーソナライズ製品体験を作成できるインタラクティブデモプラットフォームです。見込み客が自分のペースで製品を見て回れることを重視しており、各デモの冒頭で関心の高い領域を選ぶことで、関連性の高いコンテンツだけを受け取れます。

プラットフォームは1つのエコシステム内で複数のデモ形式を提供しています。オンデマンドのインタラクティブ動画、管理された環境で見込み客がソフトウェアを試せる製品シミュレーション、ガイド付きの製品ツアー、そして最近では、買い手を自律的に選別し対話できる会話型AIエージェントも加わりました。

Consensusは、購買決定に複数の関係者が関わる複雑な営業サイクル向けに設計されています。各ステークホルダーが自分の役割に合った体験を受けられるようになっています。

Consensusの主な機能

パーソナライズされたオンデマンドデモ:デモ開始時に見込み客が関心の高いトピックを選ぶと、システムがプロフィールに合わせた流れを自動生成します。

  • 多様なデモ形式:インタラクティブ動画、サンドボックス環境での製品シミュレーション、ガイド付き製品ツアーを1つのエコシステムで組み合わせられます。
  • AIエージェント:会話型エージェントが買い手と自律的に対話し、質問への回答、リードの選別、各インタラクションでの購買意欲シグナルの収集を行います。
  • 複数ステークホルダー向けの営業:購買プロセスに関わる全員が、それぞれの役割と関心に合った体験を受けられます。
  • エンゲージメント分析:どのセクションが最も関心を集めたか、各人がどれだけ時間を費やしたか、見込み客がコンテンツをどう閲覧したかを追跡します。
  • Consensus AI:ストーリーボード、スクリプト、ナレーションの自動生成やデータ編集を含むAIツール群で、デモの作成とパーソナライズを加速します。
  • GTMツールとの連携:Salesforce、HubSpot、Outreach、Salesloft、Marketo、Eloqua、Slack、Zapierなどと連携できます。
  • エンタープライズ水準のセキュリティ:SOC 2 Type IIおよびGDPRに準拠しています。

Navatticとは

イラスト:Navatticとは

Navatticは、マーケティング、営業、プリセールスの各チームがエンジニアに頼らずに製品体験を作れるよう設計されたノーコードのインタラクティブデモプラットフォームです。あらゆるWebアプリケーションの実際の画面をキャプチャし、見込み客が自分のペースで見て回れるインタラクティブな流れに変換します。

同じエコシステム内で複数の製品を提供しています。高精度なHTMLキャプチャによるインタラクティブデモ、営業サイクルでのデモを自動化するLaunchpad、そして最近では、AIエージェントが自律的にデモを進めるAgent Demosです。

Navatticは特にマーケティング戦略とプロダクト主導型成長(PLG)を重視しており、Webサイトやランディングページ、キャンペーンにデモを直接埋め込むことで、買い手が営業と話す前に製品を知ることができます。

Navatticの主な機能

  • ノーコードのインタラクティブデモ:コードを書いたりエンジニアに頼んだりすることなく、実際の製品フローをキャプチャして完全なデモを作成できます。
  • 高精度なHTMLキャプチャ:アニメーション、ホバー状態、動的な要素を含め、元のインタラクティブ性をすべて保ったままソフトウェアの画面を複製します。
  • AI Copilot:プラットフォーム上で成果の高いデモから得たベストプラクティスに基づき、構成、文言、ツールチップを提案してデモ作成を支援します。
  • Agent Demos:AIエージェントが製品を紹介する自律型デモを開始できる新機能です。
  • 再利用可能なテンプレート:事前に設計された再利用可能な要素により、新しいデモの制作を効率化し、バージョン間の一貫性を保ちます。
  • エンゲージメント分析:閲覧数、ステップごとの滞在時間、離脱ポイント、参加度などの指標をまとめたダッシュボードです。
  • ネイティブ連携:HubSpot、Salesforce、Marketo、Segment、Google Analyticsをはじめ、営業・マーケティングスタックの25以上のツールと連携できます。
  • セキュリティとコンプライアンス:SOC 2 Type IIおよびGDPRに準拠しています。

Consensus vs Navattic:どちらを選ぶべきか

ConsensusとNavatticのどちらを選ぶかは、基本的にツールを使うチーム、主なユースケース、買い手に製品とどう関わってほしいかによって決まります。どちらもデモを自動化しますが、重点と強みはかなり異なります。以下で、それぞれが適しているシナリオを見ていきましょう。

Consensusが向いているケース

  • 営業サイクルに複数のステークホルダーが関わる:購買委員会の各メンバーが自分の役割と関心に合ったコンテンツを受け取れる、グループでの意思決定を支援するプラットフォームが必要な場合。
  • インタラクティブ動画とシミュレーションやツアーを組み合わせたい:複数のデモ形式(動画、サンドボックス、製品ツアー)を1つのエコシステムで提供するプラットフォームを探している場合。
  • デモの分析を重視している:購買委員会の一人ひとりがデモとどう関わったかを詳細に把握し、営業フォローアップの優先順位付けとパーソナライズに活かしたい場合。
  • スケールが必要なプリセールスチームと働いている:品質やパーソナライズを落とさずに、技術チームの繰り返しのデモ負担を減らしたい場合。
  • セキュリティ要件の厳しいエンタープライズ環境で事業を行っている:大手ソフトウェア企業で実績のあるインフラで、SOC 2 Type IIとGDPRに準拠する必要がある場合。

Navatticが向いているケース

  • 主なユースケースがマーケティングとWeb埋め込み:ファネル上部で質の高いリードを獲得するため、Webサイト、ランディングページ、広告キャンペーンにデモを組み込みたい場合。
  • プロダクト主導型成長(PLG)モデルを採用している:見込み客に営業と話す前に自分で製品を試してもらい、優先順位付けのための購買意欲データが必要な場合。
  • HTMLキャプチャで最高レベルの再現度を求めている:ホバー状態、アニメーション、インタラクティブな要素を実際の製品どおりに再現するデモが必要な場合。
  • 再利用可能なデモライブラリを構築したい:ペルソナ、業界、ファネルの段階ごとに多数のデモを作成し、大規模に再利用する必要がある場合。
  • 技術に詳しくないチームで、直感的なエディターが必要:Navatticのノーコードエディターは、マーケティングチームの誰もが技術研修なしでデモを作れるよう設計されています。

Karumi:インタラクティブデモの先を行く選択肢

ConsensusとNavatticは、それぞれのアプローチでデモのスケールという課題をうまく解決しています。しかしどちらの場合も、見込み客は誰かが事前に用意したコンテンツの中を進むだけです。シナリオから外れたり想定外の質問をしたりすると、デモは答えられません。

Karumiの仕組みは異なります。AIエージェントが実際の製品に直接接続し、ライブで製品を紹介しながら、画面を操作しつつ見込み客と会話します。

キャプチャも録画済みの動画もありません。製品を理解したAIエージェントが、見込み客のプロフィールに応じてその時々に見せる内容を判断し、質問にリアルタイムで、相手の言語で答えます。いつでも利用でき、日程調整も不要です。

関連記事