2026年版 1mindの代替ツールおすすめ6選
夜の11時に、ある購買担当者がWebサイトを訪れたとします。フォームに入力したくもなければ、営業担当者からの連絡を2日間待つつもりもありません。製品を実際に見て、どう動くのかを理解し、自社のニーズに合うかどうかを判断したいのです。そこで見つかるのが静的なスクリーンショットを並べた機能紹介ページだけなら、その人は離脱してしまいます。
AIを活用したデモは、まさにこのギャップを埋めるために存在します。購買担当者は自分のペースで製品に触れ、摩擦や仲介者なしにその価値を理解できます。
1mindはこの領域で展開しているプラットフォームのひとつです。顔と声、製品知識を備えたAIエージェント「Superhumans」が、Webサイト上やアプリケーション内、さらにはビデオ通話でも対応します。意欲的なアプローチですが、すべての状況に合うわけではなく、すべての予算に見合うわけでもありません。
選択肢を検討中の方や、決める前に比較したい方のために、2026年における1mindの代替ツールおすすめ6選をご紹介します。
1mindの代替ツールが求められる理由
1mindはAIによる営業サイクルの自動化に先進的なアプローチを打ち出していますが、さまざまな要因から代替ツールを探す企業も少なくありません。主な理由は次のとおりです。
- 高額かつ不透明な料金:1mindは料金を公開しておらず、セルフサービスプランや無料トライアルも提供していません。そのため多くの企業、とりわけAIデモがパイプラインに与える効果をまだ検証している段階の企業にとっては手が届きにくい存在です。
- 導入に時間と手間がかかる:一般的な導入には1〜2か月を要します。契約前にプラットフォームを評価できるセルフサービスの環境もありません。
- 1mindチームへの依存:ナレッジベースの更新やエージェントのコンテンツ調整といった作業を自社で管理できず、1mindチームに頼る必要があります。
- 自社チャネルに限られたカバー範囲:1mindはコーポレートサイト、製品内、ビデオ通話で機能しますが、メールやLinkedIn、SMSといったアウトバウンドチャネルには対応していません。インタラクティブな製品ツアーや、ランディングページに埋め込めるデモといった形式も提供していません。
- 特定のエコシステムに偏った連携:ClariおよびSalesloftとの提携以降、ネイティブ連携はこのスタックに集中しています。ほかのCRMや営業ツールを使うチームは制約に直面する可能性があります。
- 運用モデルの変更:1mindの導入は、チャットボットを設置するのとはわけが違います。マーケティング、営業、プリセールス、カスタマーサクセスの連携が必要となり、組織としてかなりの労力がかかります。
- アバターへの受け止め方:音声付きのフォトリアルなアバターは、一部の購買担当者に抵抗感を与えることがあります。特に、人とのリアルなやり取りが期待されるB2Bの場面ではその傾向が強まります。
1mindの代替ツールおすすめは?
ここからは、AIを使った製品デモを、より柔軟に、手軽に、あるいは専門的に作りたいチーム向けに、2026年のおすすめ1mind代替ツールをご紹介します。
| ソフトウェア | デモの種類 | 自律型AIエージェント | 実際の製品をライブで操作 | リアルタイムのパーソナライズ | セキュリティ |
|---|---|---|---|---|---|
| Karumi | ビデオ通話によるエージェント型デモ | ✅ 本番稼働中 | ✅ 対応 | ✅ 画面と流れをライブで調整 | SOC 2、GDPR、ISO 27001 |
| Storylane | インタラクティブツアー、ディールルーム | ⚠️ Lily(ベータ版) | ❌ 非対応 | ⚠️ プロファイル別の定義済みフロー | SOC 2、GDPR |
| Saleo | ライブデモ、ツアー、自律型デモ | ⚠️ AI Demo Agent | ❌ SEが同席するライブデモのみ | ⚠️ ライブデモへのデータ挿入 | SOC 2 Type II |
| Navattic | HTMLクローン、サンドボックス | ⚠️ Agent Demos(初期段階) | ❌ クローン環境 | ⚠️ 動的変数 | GDPR |
| Supademo | インタラクティブツアー、製品ガイド | ⚠️ Demo Agents(製品は操作しない) | ❌ 録画済みコンテンツ | ⚠️ 動的変数 | SOC 2 Type II、GDPR、CCPA |
| Consensus | 動画デモ、ツアー、シミュレーション | ❌ 検討段階 | ❌ 録画済みコンテンツ | ⚠️ プロファイルに応じたコンテンツの優先表示 | SOC 2 Type II、GDPR |
1. Karumi
Karumiは、デモの分野に独自のカテゴリーを打ち立てました。それがエージェント型デモです。シンプルながら強力なアイデアで、自律型AIエージェントが実際の製品を操作し、経験豊富なプリセールスエンジニアさながらに見込み客へ製品を紹介します。録画済みの動画でも、スクリーンショットをつないだウォークスルーでもありません。エージェントが画面を操作し、質問に答え、ユーザーが見る必要のある内容に合わせてその場でデモを組み替える、ライブの対話です。
1mindとの根本的な違いは、Karumiがパーソナライズされた体験を提供する点にあります。実際のソフトウェア画面を共有し、見込み客のリクエストに応じて表示します。エージェントは製品をライブで操作し、各セクションを開き、特定の機能を見せ、流れをリアルタイムで調整します。一方、1mindのSuperhumanは動画と会話を通じて対応しますが、製品の画面をリアルタイムで見せたり操作したりすることはできません。
主な特長
- 実際の製品でデモ:エージェントがソフトウェアの画面を直接操作し、人の介入なしに機能を紹介し、質問に答えます。
- 24時間365日対応:見込み客はいつでも好きなときにデモを始められるため、営業チームのボトルネックが解消されます。
- 文脈に応じたパーソナライズ:各セッションがユーザーの業界、役職、関心に合わせて変化し、決まった流れではなく一人ひとりに合った体験を提供します。
- 多言語でのコミュニケーション:別バージョンを用意しなくても、エージェントが見込み客の言語でネイティブに会話します。
- CRMとの自動同期:各やり取りのデータが、中間作業なしでSalesforceやHubSpotなどのツールに直接連携されます。
- 購買意欲の検知:デモ中のユーザー行動を分析し、最も有望なリードを特定します。
- アップデートの自動反映:製品が変わると、誰かが手作業で対応しなくてもデモに反映されます。
- ユーザーと権限の管理:組織内で各デモにアクセス、編集、管理できる人を制御できます。
- 完全なアクティビティログ:すべての操作が記録され、監査や追跡、トレーサビリティに役立ちます。
- セキュリティ認証:SOC 2、GDPR、ISO 27001の基準に準拠しています。
➡️ Karumiと1mindの比較記事もあわせてご覧ください。
2. Storylane
Storylaneを使えば、GTMチームはコードを1行も書かずにインタラクティブな製品デモを作成できます。ビジュアルエディターでソフトウェアの画面をキャプチャし、クリック操作で進むウォークスルーに変換。見込み客はどの機能をどのペースで見るかを自分で選びながら操作できます。
2026年、StorylaneはLilyでエージェント領域へ一歩踏み出しました。Lilyはデモに組み込まれる対話型のAIエージェントで、見込み客の質問に答え、ユースケースに応じて最適なデモを提案し、体験中にリードを評価します。Lilyは現在ベータ版で、Premiumプランでのみ利用できます。
主な特長
- ノーコードでビジュアル作成:ブラウザ拡張機能で製品画面をキャプチャし、数分でインタラクティブなウォークスルーを生成します。
- Lily AI Sales Agent:デモ内で質問に答え、購買担当者の状況に応じた進め方を提案し、リードの評価や商談予約も行える対話型エージェントです。
- コンテンツを直接編集:テキスト、画像、グラフ、データを、再録画せずにデモ内で直接変更できます。
- プロファイル別のデモ:ユーザーの種類や業界、ユースケースに応じて異なるフローを表示できます。
- AIナレーションとアバター:AI音声による自動ナレーションやバーチャルアバターで体験を豊かにできますが、いずれも有料アドオンです。
- エンゲージメント分析:クリック数、視聴時間、再生回数、離脱ポイントを可視化し、見込み客の反応を把握できます。
- 営業スタックとの連携:HubSpot、Salesforce、Marketo、Pardot、Google Analyticsと連携し、インタラクションデータをCRMへ直接送信します。
- エンタープライズ水準のセキュリティ:SOC 2とGDPRに準拠し、大規模チーム向けにSSO、カスタムドメイン、アクセス制御を提供しています。
3. Saleo
SaleoはAIネイティブのデモプラットフォームで、3つの形式をひとつの製品にまとめています。パーソナライズしたデータで強化するライブデモ、インタラクティブな製品ツアー、そして24時間365日デモを実施できる自律型AIエージェントです。
Saleoのアプローチは、デモ環境を完全にコントロールしたいプリセールスやソリューションエンジニアリングのチームに特に適しています。ライブプレゼン中にリアルなデータをネイティブ製品へ直接挿入できる点は、最大の差別化要素のひとつです。
主な特長
- 強化されたライブデモ:ライブプレゼン中に実際の製品へパーソナライズしたデータを挿入でき、別のデモ環境に頼る必要がなくなります。
- AI Demo Agent:ヒアリングを行い、関心度を評価し、複数の言語で自律的に製品を紹介する対話型エージェントです。
- AIによるデータ生成:専用のエージェントが、見込み客の業界に合わせたリアルで文脈に沿ったデモデータを自動作成します。
- インタラクティブな製品ツアー:見込み客が自分で見て回れるセルフガイド型のウォークスルーを作成できます。
- デモ分析:各プレゼンでどの機能や流れが最も関心を集めたかを指標で把握できます。
- 営業ツールとの連携:CRMやマーケティングプラットフォームと連携し、情報を同期します。
- セキュリティとコンプライアンス:SOC 2 Type IIなどの基準に準拠し、エンタープライズ環境でのデータ保護を確保しています。
4. Navattic
Navatticがほかのデモツールと一線を画すのは、スクリーンショットを撮るのではなく製品の実際のフロントエンドを複製するHTMLキャプチャの仕組みです。ホバー状態、ドロップダウンメニュー、アニメーション、スクロールまで保持したデモになり、実際のアプリケーションと見分けがつかない体験を提供します。
2026年、Navatticは複製した製品環境の上で動作する対話型のAIレイヤー、Agent Demosをリリースしました。エージェントが見込み客を自律的に案内し、質問に答え、画面を操作し、営業チーム向けに各セッションの文字起こしを生成します。リリースされて間もない機能で、普及はまだ初期段階です。
主な特長
- 製品HTMLのクローン:実際のフロントエンドコードをキャプチャし、カテゴリ内で最も高いインタラクティブ性を持つデモを作成します。
- Agent Demos:クローン環境内で動作する自律型エージェントが、機能を紹介し、あらゆる言語で質問に答え、有望なリードを営業チームに引き継ぎます。
- 作成を支援するAI Copilot:ユーザーが画面をキャプチャしている間に、デモの文章作成、ツールチップの配置、ウォークスルーの構成を行うアシスタントです。
- 再録画不要の編集:一度画面をキャプチャすれば、テキストや画像、ビジュアル要素を作業をやり直すことなく変更できます。
- アカウント単位のインテント分析:エンゲージメントを記録してSalesforce、HubSpot、Marketoと同期し、購買意欲の高い閲覧を検知するとSlackに通知します。
- AIナレーションと翻訳:デモに音声ナレーションと多言語対応を追加できますが、完全なローカライズには追加設定が必要です。
- チームでの共同編集:複数のメンバーが同時にデモの作成や調整を行えます。
- 規制への準拠:GDPRに準拠して運用され、エンタープライズ向けのアクセス制御を提供しています。
5. Supademo
Supademoは、インタラクティブなデモをすばやく作成できるツールです。ブラウザ拡張機能で製品のフローを記録し、ステップごとにクリックで進むウォークスルーに変換します。AIが生成するホットスポットや動的変数を使えば、デモを複製せずに名前やロゴ、データをパーソナライズできます。
2026年4月、SupademoはDemo Agentsをリリースしました。見込み客の状況に応じて購買担当者を評価し、デモコンテンツを提示するAIエージェントです。ほかのエージェント型ソリューションと異なり、Supademoのエージェントは製品をライブで操作するのではなく、既存の録画済みコンテンツを組み合わせて提示します。
主な特長
- フローの自動記録:製品から直接操作手順をキャプチャし、数分でインタラクティブなデモを生成します。
- Demo Agents:見込み客を評価し、質問に答え、購買担当者のプロファイルや意図に応じて適切なデモコンテンツを表示するAIエージェントです。
- 動的変数による大規模なパーソナライズ:1つのデモで名前、ロゴ、データを切り替えられるため、別バージョンを作らずに数千の見込み客に合わせられます。
- 多彩な出力形式:デモはGIFやMP4動画として書き出せるほか、Webサイトやメール、ドキュメントに直接埋め込めます。
- 条件分岐:見込み客はデモ内で自分のルートを選び、関心のある部分だけを見て回れます。
- ヒートマップと分析:ユーザーがどこで操作し、どこで離脱し、デモが社内で何回共有されたかを正確に把握できます。
- CRM連携:HubSpotやSalesforceと連携し、エンゲージメントデータを一元管理します。
- セキュリティとコンプライアンス:SOC 2 Type II、GDPR、CCPAに準拠しています。
6. Consensus
Consensusは、見込み客が自分で製品を知ることができる自動デモプラットフォームで、関心やプロファイルに合わせてコンテンツを調整します。すべての情報を見せるのではなく、ユーザーごとに最も関連性の高い内容を優先して表示するため、より分かりやすく無駄のない体験になります。
特に、多数の関係者が関わる複雑な購買プロセスを担う営業チームやプリセールスチーム向けに設計されています。いつでもアクセスできるパーソナライズされたデモを提供することで、エンゲージメントを高め、意思決定を加速させます。Consensusは対話型AIエージェントのプラットフォームへの組み込みを検討し始めていますが、現時点での体験は録画済みコンテンツと、ライブのやり取りを伴わない動的なフローが中心です。
主な特長
- 自律的な探索:見込み客は、ライブデモや静的なコンテンツに頼ることなく、自分のペースで製品に触れられます。
- 動的なパーソナライズ:ユーザーのプロファイルや回答に応じて、デモの内容が自動で調整されます。
- オンデマンドの動画デモ:購買担当者は、自社のユースケースや課題に合わせてパーソナライズされた動画デモを受け取れます。
- インタラクティブな製品ツアー:主要機能を紹介し、購買担当者が製品を試せるクリック型のデモです。
- 自動シミュレーション:購買担当者が製品の機能をより深く確認できるシミュレーション環境を用意しています。
- インタラクションのインサイト:カスタマージャーニーのどの部分が最も関心を集めたか、各セクションの滞在時間、デモ中に行われた操作を把握できます。
- 営業・マーケティングツールとの連携:営業やマーケティングのツールと連携し、情報を一元化してトラッキングを強化します。
- コンプライアンスとセキュリティ:SOC 2 Type IIやGDPRなどの基準に準拠し、プラットフォームを安全に利用できるようにしています。